調理師 【国家資格】

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調理師とは

食品の栄養・衛生・食中毒や適切な調理法などの知識を持った調理に関するプロフェッショナルです。名称独占資格であり、各都道府県知事から免許を受ける国家資格です。

難易度  : ★★☆☆☆ 合格率は60~65%程です。
独学でも取得可能ですが、通信講座などを利用すると取得の近道です。
本気で調理に携わるなら専門学校が良いでしょう。厚生労働大臣認定の学校を卒業すると、試験自体の免除を受ける事が出来ます。
就職  : ホテル、料亭、旅館、割烹、各料理店、給食センター、保育施設、企業の食堂、製菓関連など。こだわらなければ、就職先はかなり多いでしょう。独立も可能ですが、資格取得後、更に技術を磨き店舗の運営・マーケティング・営業能力や出店計画などの経営者としての能力も必要になります。
仕事内容  : 調理に関わる全般的な内容です。もちろんキッチンの掃除であっても調理に関わる仕事に含まれるでしょう。
年収  : 調理師の平均年収は約332万円(賞与込)です。
平均時給は、約1,300~1,400円です。

資格概要

受験資格

1.基礎資格
以下のいづれかに当てはまる者
①中学校卒業者
②小学校卒業者で5年以上の調理業務経験者(※下記2年を含め通算5年以上)
③旧制国民学校高等科修了者、旧制中学校2年課程修了者
④厚生労働大臣が認定した者
・在日外国人学校のうち日本の中学校に相当する課程の修了者であって厚生労働大臣が認定した者

2.調理業務経験
学校、病院、寮などの給食施設(1日20食以上を継続し、又は50食以上調理することが1日でもある施設)、飲食店(旅館、簡易宿泊所を含む)、惣菜製造業、魚介類販売業で2年以上の調理業務経験者。

試験内容

①衛生法規
②公衆衛生学
③栄養学
④食品学
⑤食品衛生学
⑥調理理論
⑦食文化概論

合格基準

全科目の合計得点が満点の6割以上で、平均点を大きく下回る科目が無いこと。

試験の免除

厚生労働大臣が指定した調理師養成施設(専門学校、専修学校、各種学校、高等学校等)において、1年以上、調理、栄養および衛生に関して調理師として必要な知識および技能を修得した者は試験免除になります。

願書申込み受付期間

各実施先、担当窓口にてご確認ください。

試験日程

各都道府県や実施先にて原則として年1回。

受験地

各都道府県会場。

受験料

実施先にてご確認ください。

合格発表日

受験日よりおよそ2か月後。

受験に関する問い合わせ

公益社団法人 調理技術技能センター 調理師試験担当 03-3667-1815
青森県・宮城県・山形県・茨城県・埼玉県・東京都・富山県・香川県・高知県・福岡県

関西広域連合 関西広域連合本部事務局(調理師試験担当)06-4803-5669
滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・和歌山県・徳島県

上記以外の地域は、各都道府県の県庁の担当窓口へお問い合わせください。

関連書籍

関連書籍はこちら

調理師の関連資格

●上位資格
・専門調理師
・調理技能士

製菓衛生士
ふぐ調理師
船舶調理師
栄養士
管理栄養士
レストランサービス技能士

関連用語

●各都道府県の合格率
各都道府県で、調理師資格の合格率に結構差があるようで、合格率の高い都道府県での試験の方が低い都道府県よりも簡単で、資格取得に有利とされている問題があります。

●調理師試験の統一
調理師の資質向上・機械公平の目的が議論されており、近い将来、全国統一日程、同一問題となる見込みです。

●ふぐの調理
毒性の強い「ふぐ」は、調理師の免許を所持しているだけでは調理は出来ません。別途「ふぐ調理師」の資格が必要になります。

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