ITパスポート(試験)「IP」 【国家資格】

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ITパスポート(試験)とは

ITパスポートとは、IT化された社会で働くすべての社会人が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験で、経済産業大臣が認定する国家資格です。
ITパスポート試験は、初級システムアドミニストレータ試験(廃止されています)の後継試験と解釈されていますが、難易度は少し低くなっています。
過去に初級シスアドの試験に合格していれば、ITパスポートの試験レベルを超えていますので、あえてITパスポート試験を受験しなくても良いでしょう。

難易度  : ★★☆☆☆ 合格率は約50~60%程です。
就職  : 情報技術に関する基礎的な知識のため、この資格のみで就職は難しく、キャリアアップの第一歩と考えた方が良いです。就職に役立てるのであれば、上位資格の取得を目指しましょう。
仕事内容  : 利用する情報機器・システム(パソコンなど)を把握し、ITを活用しての業務・経営改善を提案したり、安全な情報の収集や業務の分析、業務のシステム化の支援などを行います。

資格概要

受験資格

制限はありません。

試験内容

■技術レベル
技術レベルは1~4まであり、4が最も高度になります。
また、上位レベルには下位のレベル内容も含まれます。

CBT方式(コンピュータを使用して解答する試験方式)
※身体の不自由等によりCBT方式で受験できない方のために、特別措置があります(要別途申込み方法にて)

四肢択一式 165分
100問(小問:84問、中問:16問「1中問につき4小問出題」)
技術レベル:すべて1
午前試験試験範囲の詳細版はこちら

●ストラテジ系(経営全般):32問程度
1.企業と法務
1)企業活動
2)法務

2.経営戦略
3)経営戦略マネジメント
4)技術戦略マネジメント
5)ビジネスインダストリ

3.システム戦略
6)システム戦略
7)システム企画

●マネジメント系(IT管理):18問程度
4.開発技術
8)システム開発技術
9)ソフトウェア開発管理技術

5.プロジェクトマネジメント
10)プロジェクトマネジメント

6.サービスマネジメント
11)サービスマネジメント
12)システム監査

●テクノロジ系(IT技術):42問程度
7.基礎理論
13)基礎理論
14)アルゴリズムとプログラミング

8.コンピュータシステム
15)コンピュータ構成要素
16)システム構成要素
17)ソフトウェア
18)ハードウェア

9.技術要素
19)ヒューマンインタフェース
20)マルチメディア
21)データベース
22)ネットワーク
23)セキュリティ

計92問
残りの8問は今後出題する問題を評価するために使われます。

合格基準

総合評価点、分野別評価点のすべてが次の基準を満たすこと。

●総合評価点
600点以上/1,000点(総合評価の満点)

●分野別評価点
・ストラテジ系:300点以上/1,000点(分野別評価の満点)
・マネジメント系:300点以上/1,000点(分野別評価の満点)
・テクノロジ系:300点以上/1,000点(分野別評価の満点)

願書申込み受付期間

随時募集。

試験日程

毎週土曜・日曜日

受験地

全国各地

受験料

5,100円

合格発表日

受験月の翌月中旬頃。

合格証書の発送は、発表月の翌月上旬頃。

受験に関する問い合わせ

ITパスポート試験専用ページ 03-5220-6736
独立行政法人 情報処理推進機構 情報処理技術者試験センター 03-5978-7600

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エンベデッドシステムスペシャリスト「試験」
情報セキュリティスペシャリスト「試験」
ITサービスマネージャ「試験」
システム監査技術者「試験」

公認情報システム監査人

関連用語

●初級システムアドミニストレータ試験
情報処理技術者試験の区分の内の一つでしたが、2009年春期試験をもって廃止されました。

●IP
情報処理技術者の資格にはいくつかの区分があり、略号が割り振られています。ITパスポートは「IP」。

●英字表記
Information Technology Passport Examination

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