介護支援専門員(ケアマネージャー) 【公的資格】

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介護支援専門員(ケアマネージャー)とは

介護支援専門員とは、要介護者等からの相談やその心身の状況に応じ、居宅サービス計画(ケアプラン)を作成し、他の介護サービス事業者との連絡、調整等を取りまとめたりなど、適切なサービスが受けられるように必要な援助を行う専門家です。
介護支援専門員は通称ケアマネージャーと呼ばれ、更に略してケアマネと呼ぶ事もあります。

難易度  : ★★★☆☆ 合格率は30%程です。
就職  : 特別養護老人ホーム、老人保健施設、療養型病床群等の介護保険施設や居宅介護支援事業者など。高齢化社会に向けて、今後も多く需要があり、多くの施設などで必要とされています。
仕事内容  : 利用者の介護全般に関する相談援助や関係機関との連絡調整が主ですが、利用希望者、家族はどのような介護サービスの希望をするかを聞き取る面接(インテーク)、どのような介護サービスが必要かを査定(アセスメント)、介護保険が利用できるようにサービス計画、個別支援計画を作成(プランニング)する。そしてサービスの利用開始後も提供されている介護サービスが適切か否かを定期的に評価(モニタリング)して要介護者と介護者の状況に合わせて再びアセスメント、プランニングを行います。
年収  : 介護支援専門員(ケアマネージャー)の平均年収は366.6万円(賞与込)です。

資格概要

受験資格

1.下記の資格を持ち、福祉・医療等の施設で5年以上の職歴がある者。
医師、歯科医、薬剤師、保健婦、保健士、助産婦、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、介護福祉士、視能訓練士、義足装具士、歯科衛生士、 言語聴覚士、はり師、きゅう師、栄養士(営養管理士を含む)、柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師、精神保健福祉士。
2.資格のない人で、所定の福祉施設での介護等に従事した機関が10年以上の者。
(試験に合格後講習を受けてから、各知事から任命され、資格を取得できます。)
3.社会福祉主事任用資格、ホームヘルパー2級課程修了、介護職員初任者研修課程修了の、いずれかの資格を所持している者で、5年以上の実務経験を有する者。
4.訪問介護員養成研修修了者で介護等の業務に従事した期間が通算5年以上の者。
5.所定の福祉施設における相談援助業務に従事した期間が通算5年以上の者。

試験内容

●介護支援分野
1.基本視点
2.介護保険制度
3.要介護・要支援認定特論
4.介護支援サービス機能・要介護認定方法論

●保健医療福祉サービス分野
1.高齢者の身体的・精神的特長と高齢期の疾病・障害
2.訪問介護方法論
3.通所介護方法論
4.短期入所生活介護方法論
5.福祉用具、住宅改修方法論、
6.指定介護老人福祉施設サービス方法論、
7.公的サービス、社会資源導入方法論
など
〇保健・医療・福祉関係の有資格者は、所有資格の種類によって一部科目免除があります。

▼合格者は後日、実務研修を受講し、研修修了者には修了証明書が発行されます。
研修修了後、3カ月以内に介護支援専門員資格登録簿への登録申請をします。

願書申込み受付期間

試験の2~4ヵ月前

試験日程

ほとんどの場合は通常10月に行われれていますが、毎年一定ではない模様です。

受験地

受験者が就業している勤務地の都道府県。就業地がない場合は、住所の都道府県。

受験料

各都道府県ごとに異なり、6,000円~10,000円程です。

合格発表日

受験日から約1ヶ月後。
通年では12月上旬頃です。

受験に関する問い合わせ

各都道府県介護支援課、高齢福祉課

関連書籍

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介護支援専門員(ケアマネージャー)の関連資格

社会福祉士
介護福祉士
ケアクラーク
介護職員初任者研修(ホームヘルパー)
薬剤師

関連用語

●訪問介護員(ホームヘルパー)
2012年に「介護保険法施行規則(平成11年厚生労働省令第36号)」を改正し、『訪問介護員2級養成研修』に代わるものとして『介護職員初任者研修』を、2013年度からスタートしています。このことから、2013年度より『訪問介護員(ホームヘルパー)養成研修(1級・2級(3級は2009年に廃止))』は実施されなくなりました(但し、資格そのものはひきつづき存続しています)。

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