専門看護師 【民間資格】
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専門看護師とは
専門看護師とは、日本看護協会が行う認定審査に合格し、より困難で複雑な健康問題を抱えた個人・家族・地域等に対して、より高水準の看護を提供するための知識や技術を備えた特定の専門看護分野において卓越した看護実践能力を有する看護師です。また、看護師は国家資格ですが、専門看護師は日本看護協会が認定する民間資格となります。しかし、日本において最大の看護コミュニティーである日本看護協会が認定する資格なので、日本国内であればどこででも通用することを踏まえ、看護師の上位資格と考える事が出来ます。
難易度 : ★★☆☆☆ 専門の教育機関のレベルが高く合格率は通年90%以上と高いです。
就職 : 一般的には病院で、後述する分野の科のある病院や医院となります。
仕事内容 : 患者などに、各分野における高水準で専門的な看護をします。また、看護師に対して実践を通した指導やコンサルテーション(議題に対してより良い解決方法などを話し合う事)や、要看護者の権利を守る為に倫理的な問題や葛藤の解決、ケアを向上させるための教育的役割、専門知識・技術の向上並びに開発をはかるために実践の場における研究活動を行います。
年収 : 認定看護師の平均年収は分野により違いますが、おおよそ490万円(賞与込)です。看護系大学院を卒業する(外国においてはそれと同等)事が前提であり、専門分野に卓越した資格でもあるので、一般の看護師よりも少し年収が多いです。
資格概要
受験資格
次のAからCの資格をすべて満たしていること。
A.日本国の看護師の免許を有すること
B.日本看護系大学協議会専門看護師教育課程基準で指定された内容の科目単位を取得していること(以下の条件のいずれかを満たす者であること)
1.看護系大学大学院修士課程修了者で、日本看護系大学協議会専門看護師教育課程基準の所定の単位を取得した者。
なお、看護系大学大学院修士課程修了者で日本看護系大学協議会専門看護師教育課程基準の所定の単位に満たない者は、必要単位をさらに取得するものとする。
2.看護学以外の関連領域の大学院等を修了した者で、1)において必要単位をさらに取得した者。
3.外国において1)から2)と同等以上の教育を受けたと認められた者
C.専門看護師としての必要な実務研修があること
1.看護師の資格取得後、実務研修が通算5年以上であること。そのうち通算3年以上は専門看護分野の実務研修をしていること。
2.次の各項に定める専門看護分野の実務研修をしていなければならない。
①専門看護分野における、個人、家族及び集団に対する直接的な看護実践。
②専門看護分野における、看護職を含むケア提供者に対するコンサルテーション。
③専門看護分野における、必要なケアが円滑に行われるための、保健医療福祉に携わる人々の間のコーディネーション。
④専門看護分野における、個人、家族及び集団の権利を守るための、倫理的な問題や葛藤の解決をはかる倫理調整。
⑤専門看護分野における、ケアを向上させるための、看護者に対する研修会、研究指導及び講演会等での活動を含む多様な教育的機能。
⑥専門看護分野における、専門知識及び技術の向上並びに開発をはかるための実践の場における研究活動。
3.専門看護師の認定審査を受験する者は、上記の条件を全て満足する者であり、現在、常勤、非常勤勤務を問わず実践を行っていること。
● 専門看護師の教育は各都道府県の大学院で実施されています。
専門看護分野(特定分野)
1.がん看護
2.精神看護
3.地域看護
4.老人看護
5.小児看護
6.母性看護
7.慢性疾患看護
8.急性・重症患者看護
9.感染症看護
10.家族支援
11.在宅看護
試験内容
1.一次審査 ― 書類審査
2.二次審査 ― 看護実績報告書、筆記試験(論述式)
願書申込み受付期間
7月中旬~下旬頃まで
試験日程
10月下旬頃。
受験地
東京
受験料
50,000円
合格発表日
12月頃。
受験に関する問い合わせ
公益社団法人 日本看護協会 認定部 03-5778-8546
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