カラーコーディネーター検定試験 【公的資格】

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カラーコーディネーター検定試験とは

カラーコーディネーターとは、色の性質・特性など、色彩の知識を使い、商品などの開発段階で使用する色などのイメージを決める人の事です。現場によってはカラーアドバイザー、カラーコンサルタントとも言われ、色の専門家として色々な分野で活躍が期待されます。仕事に役立つ実践的な色彩の知識を学ぶことができる検定がカラーコーディネーター検定試験になります。

目次

難易度
就職
仕事内容
年収

資格概要
受験資格
試験内容
称号
願書申込み受付期間
試験日程
受験地
受験料
合格発表日
受験に関する問い合わせ

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難易度

・1級:★★★☆☆ 近年の合格率は11~24%程で、各分野合算28%程です。
・2級:★★☆☆☆ 同28%程です。
・3級:★☆☆☆☆ 同55%程です。

就職

インテリア関係、ファッション系、グラフィック系、環境系などのデザイン系の企業で企画・開発部門。その他ですと、営業や企画・広報、マーケティングなどでも活躍の場が広がっています。お客さんやクライアントのニーズを把握して、製品を開発したり説明したり、コミュニケーションが大切な仕事が多いです。また、認定講師の制度もあります。

仕事内容

カラーコディネーターは、大きなものだと住宅やホテル・ビル系、レストランなど建築物の内装・外装や土木景観などの色彩や配色を決める際の助言を行います。小さなものだとインテリアや、ファッション、デパート、各ショップの商品デザインやディスプレイなどで、色彩、配色などについて助言を行います。
簡単に言いますと、デザインに関するカラーコーディネーションから、商品開発・提案、建築・インテリアなどに関しての色彩コンサルティングを行います。

年収

この資格のみ考えるなら平均年収は約200万となります。理由としてはデータが乏しいといった所です。
カラーコーディネーターの資格を取得した後、企業に所属して資格手当や資格取得の報奨金で給与アップといった昇給方法が一般的ではありますが、ステップアップ方法として、企業でスキルや経験を経た後、独立して企業と契約しコンサルティングを行い、報酬を得る方法があります。単発系の仕事もあれば、プロジェクト一貫しての契約もあるので独立開業前にある程度のコネを作っておく必要があるでしょう。

資格概要

受験資格

制限はありません。
2級、1級からの受験や、2・1級、3・2級を同日に受験することも可能です。

試験内容

●1級(マークシートおよび論述問題/2時間30分)
3つの分野から1つを選択します。
▼第1分野 ファッション色彩
1.ファッションカラ-の定義と重要性
2.身体色の特徴
3.ファッションと色彩文化
4.ファッション&メ-キャップの色彩と配色
5.ファッションカラ-の品質管理
6.ファッションカラ-の調査と手法
7.流行色の意義と変遷
8.ファッションビジネスにおけるカラ-コ-ディネ-タ-の役割
9.ファッションビジネスにおける色彩計画の実際
10.化粧品メ-カ-のマ-チャンダイジングと色彩計画
11.衣服と化粧のカラ-コ-ディネ-ト
12.ファッションカラ-の色彩調和

▼第2分野 商品色彩
1.経営と色彩
2.経営に色彩を活かすための諸デ-タの整備
3.商品の色彩計画のための理論と実践
4.色彩の材料および技術の開発動向
5.商品・インテリアの色彩計画

▼第3分野 環境色彩
1.環境色彩とカラ-コ-ディネ-ション
2.カラ-コ-ディネ-ションの方法とそのプロセス
3.建築計画
4.環境計画
5.カラ-コ-ディネ-ションのための材料知識
6.環境色彩の基礎知識
(合格基準:各分野とも100点満点中70点以上で合格となります。)

●2級(マークシート/2時間)
・カラーコーディネーションの意義
1.色彩の情緒性と識別性
2.カラ-コ-ディネ-ションに求められる基本的要素
3.商業行為における活用と考慮事項

・色彩の歴史的発展と現状
1.色彩科学の歴史的展開
2.近代デザインと色彩
3.民族と色彩、
4.自然界の色彩的特徴

・生活者の視点からの色彩
1.「色の見え」に影響を与える要因
2.色彩と照明
3.照明による色彩の演出、
4.分光分布と色彩知覚
5.色彩の法的規制

・生産者の視点からの色彩
1.色材の基礎知識
2.色の測定と表示
3.色の差の測定と表示
4.流行色

・カラーコーディネーター検定の視点
1.カラ-リサ-チの理論と手法
2.カラ-コミュニケ-ション
3.色の意味と配色
4.色彩調和
5.自動配色の展開手法
6.配色の類型と用語
7.カラ-コ-ディネ-ションの実例
(合格基準:100点満点中70点以上で合格となります。)

●3級(マークシート/2時間)
1.色の性質
2.色と心理
3.色を表し・伝える方法
4.配色と色彩調和
5.光から生まれる色
6.色が見える仕組み
7.色の測定
8.混色と色再現
9.色と文化
(合格基準:100点満点中70点以上で合格となります。)

称号

各検定試験合格者には称号が付与されます。

●3級合格者:アシスタント・カラーコーディネーター
●2級合格者:2級カラーコーディネーター
●1級合格者:
・1分野 1級カラーコーディネーター「ファッション色彩」
・2分野 1級カラーコーディネーター「商品色彩」
・3分野 1級カラーコーディネーター「環境色彩」

願書申込み受付期間

①4月上旬~5月上旬頃まで
②9月中旬~10月中旬頃まで

試験日程

●1級 ― ②12月上旬(年1回)
●2級・3級 ― ①6月中旬、②12月上旬頃(年2回)

受験地

全国各地73の商工会議所で実施されます。

受験料

●1級 ― 9,440円
●2級 ― 7,340円
●3級 ― 5,250円

合格発表日

●1級 ― ②2月上旬頃
●2級・3級 ― ①7月下旬頃、②1月中旬頃

受験に関する問い合わせ

東京商工会議所検定センター 03-3989-0777
その他、全国各地の商工会議所

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