保健師 【国家資格】

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保健師とは

保健師とは、厚生労働大臣の免許を受けて、保健指導を行う者のことです。保健師は大きく分けて3つに分類され、1つは行政保健師で、主に都道府県・市町村などの保健所・保健センター等で保健行政に従事し、地域をサポートする役割の人。もう1つは産業保健師で、企業の産業保健スタッフとして勤務します。さらにもう1つは学校保健師(養護教諭)で、学校等で学生と教職員の心身の健康保持に努める人で、皆さんもよく知っている保険の先生です。近年では、JICAやNGOなどに所属して、新興国などで母子保健活動や感染症対策、衛生教育など国際地域看護活動を行う保健師なども存在し、国際的にも保健師の活躍の場は広まっています。

難易度  : ★★☆☆☆ 近年の合格率は、85%以上です。
就職  : 保健所・保健センターなどの行政機関や企業、病院、学校など。
仕事内容  : 保健指導や、健康に関する相談に乗ったりします。

資格概要

受験資格

1.文部科学省令・厚生労働省令で定める基準に適合するものとして、文部科学大臣の指定した学校において1年以上保健師になるのに必要な学科を修めた者。
2.文部科学省令・厚生労働省令で定める基準に適合するものとして、厚生労働大臣の指定した保健師養成所を卒業した者。
3.外国の保健師助産師看護師法第2条に規定する業務に関する学校若しくは養成所を卒業し、又は外国において保健師免許に相当する免許を受けた者で、厚生労働大臣が1.又は2.に掲げる者と同等以上の知識及び技能を有すると認めた者。
4.保健師助産師看護師法及び看護師等の人材確保の促進に関する法律の一部を改正する法律の施行の際に改正法による改正前の保健師助産師看護師法第19条第1号に該当する者。
5.改正法の施行の日(平成22年4月1日)前に旧法第19条第1号に規定する学校に在学し、施行日以後に同号に規定する要件に該当することとなった者(施行日以後に同号に規定する学校に入学し、当該学校において6月以上保健師になるのに必要な学科を修めた者を除く。)

試験内容

(午前:55問/75分、午後:55問/80分)
・公衆衛生看護学
・疫学
・保健統計学
・保健医療福祉行政論

試験日程の例:第100回試験より
午前
客観式一般問題 40問 75分
客観式状況設定問題 15問(3連問)
午後
客観式一般問題 35問 80分
客観式状況設定問題 20問(2連問又は3連問)

合格基準

一般問題(例年74~75点満点)、状況設定問題(例年60~70点満点)の総得点(例年134~144点満点)中、81~87点以上の得点で合格となります。

願書申込み受付期間

11月下旬~12月中旬頃まで

試験日程

2月中旬~下旬頃

受験地

北海道、青森、宮城、東京、愛知、石川、大阪、広島、香川、福岡、沖縄

受験料

5,400円

合格発表日

3月下旬頃。

受験に関する問い合わせ

厚生労働省 医政局医事課 試験免許室 03-5253-1111

北海道厚生局 011-709-2311
東北厚生局 022-716-7331
関東信越厚生局 048-740-0810
東海北陸厚生局 052-959-2064
近畿厚生局 06-6942-2241
中国四国厚生局 082-223-8181
四国厚生支局 087-851-9565
九州厚生局 092-472-2370
九州厚生局沖縄分室 098-853-7350

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●養護教諭2種免許
保健師の免許を受け、文部科学大臣の指定する養護教諭養成機関に半年以上在学し、所定の単位を修得した者については、申請することで養護教諭1種免許を取得できます。

●第1種衛生管理者
保健師国家試験に合格した者は、都道府県労働局への申請により第1種衛生管理者の資格を得ることができます。

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