ガス主任技術者試験概要(甲・乙・丙)

▼マークシート問題(五肢択一方式)2時間
●法令(16問出題中16問解答 1問につき5点)
甲種、乙種、丙種とも、ガス事業法及び特定ガス消費機器の設置工事の監督に関する法律(特監法)に関わる各種の法令についての知識(法令は保安に関するものに限る。)
●基礎(15問出題中10問選択し解答 1問につき5点)
・甲種、乙種については、気体の性質、気体の熱力学と化学反応、燃焼の物理と化学、流体力学と伝熱、ガス技術に使われる材料などに関する知識
・丙種については、物質の構成、物性の基礎知識、気体の性状などに関する知識
●ガス技術(27問出題中20問選択し解答 1問につき5点)
〇製造
・甲種、乙種については、ガス事業に使われる都市ガス製造の変遷、都市ガスの原料、ガスの製造設備、ガスの熱量調整と燃焼性管理、ガスの熱量・比重の測定及び特殊成分の分析、ガスの付臭、計装・電気設備、設備建設、設備保全、設備の操業、保安・防災、環境対策などに関する知識
ただし、乙種は中圧と低圧、甲種は高圧、中圧、低圧を対象とする。
・丙種については、簡易ガス事業に使われるガス原料とガス発生方式、ガス発生設備の製造能力算定、特定製造所の設置場所、特定ガス発生設備の設置計画、自然気化による特定ガス発生設備、強制気化による特定ガス発生設備、調整装置、特定ガス工作物の操作・運転管理、災害その他非常の場合の措置、特定ガス工作物等の維持管理、圧縮天然ガスによる特定ガス発生設備などに関する知識
〇供給
・甲種、乙種、丙種とも、供給計画と維持管理、整圧器とガスメーターの管理、導管の設計と工事、溶接と検査、防食、地震対策、他工事対策などに関する知識
ただし、丙種は低圧、乙種は中圧と低圧、甲種は高圧、中圧、低圧のすべてを対象とする。
〇消費
・甲種、乙種、丙種とも、ガスの燃焼についての基礎、ガス燃焼機器の種類と構造機能、安全装置と安全管理、熱量変更などに関する知識

■ マークシート問題について ■
1.ガス技術科目は、製造、供給、消費の分野で構成され、出題数の内訳は、製造分野9問、供給分野9問、消費分野9問の、合計27問です。
2.甲、乙、丙種ともに、基礎又はガス技術の科目で選択数を所定数より多く解答した場合は、解答した問題番号の若い順から基礎科目は10問、ガス技術科目は20問を採用、採点し、それ以上は採点を致しません。また、1つの問に解答を2つ以上マークした場合は、その問題は0点になります。


▼論述問題(記述式)1時間
●法令
甲種、乙種、丙種とも、ガス事業の実施に必要な法令上の基本的知識
●ガス技術
甲種、乙種、丙種とも、製造、供給、消費それぞれに必要な基本的知識


▼合格基準
以下の各項のすべてを満たすことで合格となります。
・マークシート問題及び論述問題の合計得点(300点満点)が180点以上であること。
・マークシート問題の法令科目(80点満点)の得点が25点以上であること。
・マークシート問題の基礎科目(50点満点)の得点が15点以上であること。
・マークシート問題のガス技術科目(100点満点)の得点が30点以上であること。
・論述問題(70点満点)の得点が20点以上であること。

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