警察犬訓練士(嘱託「しょくたく」・直轄)

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嘱託(しょくたく)警察犬訓練士

『嘱託(しょくたく)警察犬訓練士』とは、一般家庭の犬を警察犬として育て、試験に合格させる民間の訓練士のことです。

警察犬とは、すべて警察の犬のように思われがちですが、警察犬の中には嘱託犬という犬たちもいて、嘱託犬とは普段は一般家庭で飼育されている犬です。
嘱託警察犬訓練士は、そんな一般の犬を警察犬試験に合格させる為に訓練します。
警察犬になり出動要請があった場合は嘱託犬と一緒に現場へ駆けつけます。

もちろん警察犬だけでなく一般のペットとして飼われている犬たちのしつけやトレーニングなど、幅広く活動することができます。

警察犬の訓練士になりたいと思うのなら、直轄警察犬訓練士を目指しても良いですが、警察犬だけにこだわらず、幅を広げて活躍したいのであれば、嘱託警察犬訓練士の資格を取るのも一つの手だと思います。
どちらも難しく険しいと思いますが、犬が大好きで目標や将来のビジョンをしっかり持ってる方でしたら、やりがいのある仕事になるでしょう。

備考

●警察犬指定犬種
エアデール・テリア、ボクサー、コリー、ドーベルマン
ゴールデン・リトリーバー、ラブラドール・リトリーバー、ドイツ

直轄警察犬訓練士

直轄警察犬訓練士とは、警察官の中の犬の訓練士で各都道府県の警察署の鑑識課に所属している警官です。
警察犬は鑑識課が飼育、育成をしていますから、おのずと訓練士も鑑識課の人となります。
捜査現場に出動する際も、警察犬は鑑識課の訓練士とともに出動します。

直轄警察犬訓練士は、警察犬訓練士である前に、警察官です。
採用試験に合格したのちも、もちろん警察学校で厳しい訓練を受けなくてはいけません。
公務員ですから、その責任や任務は重いものになるかもしれません。

警察官になるだけでもかなりの倍率で、鑑識課に配属されない(犬と関われない)ということもあります。
そのため「犬に携わる仕事がしたい」というのではなく「警察犬の訓練士になる」という気持ちでないと、直轄警察犬訓練士になるのも、やっていくのも難しいでしょう。

犬の訓練士になりたい方は、少し幅を広げて嘱託警察犬訓練士になる道の方が、確実性があるように思います。

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