認定動物看護師 【民間資格】

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認定動物看護師とは

認定動物看護師とは、主に動物病院で獣医師の医療における医療補助者のことです。現在は民間資格ですが、動物看護師統一認定機構が設立され、近い将来に公的資格になります。

難易度  : ★★☆☆☆ 認定試験が統一されてからの合格率は、およそ68~74%程です。
就職  : 動物病院、ペットショップ、ペットホテル、繁殖・流通業界などの動物関連企業。資格が無くても動物病院で動物看護師として勤務する事は可能ですが、通信講座や専門学校、大学・短大などで知識や技術を学び、資格取得後に就職するケースが一般的です。
仕事内容  : 動物病院では獣医師のサポートを行います。診察・診療・医療の補助や傷病動物の看護、血液・皮膚・糞尿などの検査業務、調剤、受付など。
年収  : 勤務先によりかなりばらつきがある模様で、少ない人で約200万程、多い人では500万以上の方もいらっしゃるようです。

資格概要

受験資格

1.動物看護に関する課程を有する専門校・専修学校・短期大学・大学の既卒者もしくは卒業見込み者
2.動物看護師として3年以上(受験年4月1日時点)の勤務経験のある者
3.上記資格に相当する経歴を有する者であると機構が認めた者

●動物看護師統一認定機構設立以前に各認定実施団体にて動物看護士の認定を受けていた方は、書類審査として受験します。
※この書類審査は2015年3月31日までの措置となっています。

試験内容

マークシート方式か、CBT方式(コンピュータを使用して解答する試験方式)。
■一般筆答問題
問題数/100問 解答時間/90分 試験問題/五肢択一
■実地筆答問題 ※図表、写真または動画を使用した問題とする
問題数/40問 解答時間/40分 試験問題/五肢択一

試験分野は以下の通りで、マークシート方式・CBT方式共通です。

●基礎動物看護学Ⅰ
1.解剖学・生理学
2.病理学(基本病変)
3.薬理学
4.動物遺伝学
5.動物行動学
6.放射線学
7.免疫学
8.微生物学
9.寄生虫病学
10.公衆衛生学
11.毒性学
12.繁殖学
13.野生動物学

●基礎動物看護学Ⅱ
1.動物看護の基本概念・職業倫理
2.動物福祉・関係法規
3.動物看護の展開
4.共通の基本看護技術
5.診療に伴う動物看護技術

●応用動物看護学Ⅰ
1.受付業務
2.外来診療看護業務
3.入院診療看護業務
4.周術期看護関連業務
5.環境整備看護業務
6.動物栄養学
7.救命救急時の動物看護
8.終末期動物患者の看護
9.予防動物看護
10.対象動物別の看護
11.パピー(子犬子猫)の看護
12.シニア(老犬老猫)の看護

●応用動物看護学Ⅱ
1.内科系疾患
2.心・脈管疾患
3.内分泌・栄養・代謝疾患
4.泌尿器疾患
5.アレルギー・免疫疾患
6.呼吸器疾患
7.脳・神経疾患
8.運動器(筋骨格系)疾患
9.歯・口腔疾患
10.皮膚疾患
11.生殖器疾患
12.眼科疾患
13.耳鼻咽喉疾患

願書申込み受付期間

■マークシート・CBT試験(3月) ― 10月上旬~12月中旬頃まで。
■CBT試験(6月) ― 2月下旬~4月中旬頃まで。

試験日程

■マークシート ― 2月中旬
■CBT試験(3月) ― 3月中旬
■CBT試験(6月) ― 6月中旬頃

受験地

■マークシート
札幌、仙台、東京、相模原、新潟、名古屋、大阪、高松、福岡、那覇(10都市)

■CBT
札幌、仙台、東京、相模原、名古屋、大阪、高松、福岡、那覇(9都市)

受験料

●願書請求 ― 1,000円
●受験料 ― 10,000円

●マークシート、及びCBT(3月)を受けた方のCBT(6月)再受験の受験料は5,000円です。
※再受験時は前回の受験票が必要です。

合格発表日

■マークシート ― 2月下旬頃
■CBT試験(3月) ― 3月下旬頃
■CBT試験(6月) ― 6月中下頃

受験に関する問い合わせ

動物看護師統一認定機構 03-5772-6612

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関連用語

●俗称
AHT (animal health technician:略してアハト) 、VT (veterinary technician:ブイティー)などと呼ばれることもあるが、以前は認定する団体が複数存在した為、呼び方に違いがあった。現在は動物看護師統一認定機構が統一して資格を認定しているので、認定動物看護師と言う呼び方に統一されています。

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