屋外広告士 【公的資格】

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屋外広告士とは

屋外広告士とは、屋外広告物の製作・施工に関する必要な知識及び技術を有することを証明する国土交通大臣の認定資格です。営業所ごとに一定の要件を満たした者を置くことが義務づけられている業務主任者の資格要件の1つです。
※高さが4メートルまたは1表示面積が10平方メートル以上の屋外広告物等については、下記いずれかの有資格者を管理者として置く必要があります。
・屋外広告業の登録をした者
・屋外広告士
・一級建築士
・ネオン工事に係る特種電気工事資格者

難易度
就職
仕事内容
年収

資格概要
受験資格
試験内容
合格基準
科目の免除など
願書申込み受付期間
試験日程
受験地
受験料
合格発表日
受験に関する問い合わせ

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難易度

★★☆☆☆
近年合格率は30%程です。勉強時間は40時間~程度。問題は過去問の内容を変更したものが多いので、過去問集などでしっかりと勉強しましょう。

■屋外広告士を取得しなくても「屋外広告物講習会」の課程を修了しても同様に業務主任者となることができます。屋外広告物講習会については、都道府県、並びに市の担当部署までお問い合わせ下さい。講習は全国で実施されています。また、屋外広告物講習会の修了では業務主任者として登録できない自治体もあるので、登録予定の自治体に確認をして、試験を受けるか受講をするか判断する必要があります。
〇講習内容は
・屋外広告物に関する法令
・屋外広告物の表示の方法
・屋外広告物の施工
・その他(考査や道路交通法に関することなど自治体によって異なる)
実施地により各科目の講習時間が異なります。講習時間は約4時間ですが、休憩をはさんだりするので午前~午後17時位まで掛かり、1日丸々講習になります。

就職

製作・施工などの各種看板系企業。先にも書きましたが、屋外に大型看板や垂れ幕などを設置する場合、法律や条例により営業所や支店などに必ず1人設置する義務があります。資格を取得していれば、どの町でも需要はあるので就職には強いです。

仕事内容

設置する看板の詳細内容や取り付け方についての打ち合せから設置管理までを行います。就職した取引先にもよりますが、公共機関内や店舗施設においては、営業時間などの関係もあり、設置するまでの時間が限られているため、残業や休日出勤などすることもあります。

屋外広告士は、広告・看板などを設置する際に、法律・地域の条令や建築規定などを考慮し、設置時の安全や設置後の安全性を確保します。

年収

平均年収は450~650万程です。資格を持っていることで手当てが支給される場合が多いです。収入は就職する会社の規模により変わってきます。看板系の企業は中小企業が多いので平均的なサラリーマンと同じくらいの所得となりますが、ある程度大きな会社や企業であれば取引先に大手があったりするので収入アップ=出世となるでしょう。

資格概要

受験資格

18歳以上で実務経験が3年以上の者。
(受験者は事業所の証明印が必要です。)

ここでの受験資格の実務経験は、看板・ディスプレイなどの取り付けや設置の現場のみが対象ではなく、デザイン制作も含まれているので、現場での実務経験がなくても受験が可能です。

試験内容

●学科(多肢選択式)
・学科試験A(関連法規:15問/60分)
1.屋外広告物法、屋外広告物法に基づく条例
2.その他関係法令
・学科試験B(広告デザイン:20問/80分)
1.屋外広告物に係る色彩、意匠、素材等の構成要素に関する専門的知識
2.都市景観とくに広告景観に関する専門的知識
・学科試験C(設計・施工:15問/60分)
1.屋外広告物の構造設計及び設置工事に関する一般的な知識。

※試験はA→C→Bの順に行われます。

●実技(記述式)
・実技試験(屋外広告物の設計またはデザイン/120分)
屋外広告物の構造設計またはデザインに関する必要な専門的知識

合格基準

・学科(学科受験科目の合計点)、実技それぞれの試験において、原則として60%以上の得点があった者を合格とする。
ただし、それぞれの試験における平均点等の状況により、合格基準を試験委員会において決定する場合もある。
・学科A、学科B、学科C、実技それぞれの試験において、60%以上の得点があった者を、当該科目の合格者とする。
ただし、それぞれの試験における平均点等の状況により、合格基準を試験委員会において決定する場合もある。

科目の免除など

・前項の一部合格者は、翌年度の試験に限り、当該科目の受験が免除されます。

・1級及び2級建築士有資格者は【学科試験C】と【実技試験】が免除されます。
・1・2級建築施工管理技士、1・2級土木施工管理技士有資格者は【学科試験C】が免除されます。

願書申込み受付期間

5月上旬~7月下旬頃まで

試験日程

10月下旬頃

受験地

札幌市、仙台市、新潟市、東京都、金沢市、名古屋市、大阪市、広島市、丸亀市、福岡市、鹿児島市、那覇市

受験料

17,500円(消費税1,296円を含む)

合格発表日

12月下旬頃

受験に関する問い合わせ

一般社団法人 日本屋外広告業団体連合会 試験課 03-3626-2231

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