登録販売者 【国家資格】

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登録販売者とは

登録販売者、2009年6月1日から施行された改正薬事法で、一般用医薬品を販売する資格であり、第二類(かぜ薬。解熱鎮痛薬、胃腸鎮痛鎮けい薬など)、第三類(ビタミンB・C含有保健薬、主な整腸薬、消化薬など)の販売をすることが出来る国家資格です。

難易度  : ★★☆☆☆ 各都道府県で問題が異なる為、難易度も変わってきます。
合格率  : 各都道府県により違う問題の為、合格率も違います。全国平均は47.1%程です。
就職  : 薬局・薬店・ドラッグストアの他、最近ではコンビニや家電量販店、ディスカウントショップ、スーパーなどでも薬の販売をしている所が多く、そちら方面でも求人があります。働き方や勤務先の販売方針などを考慮して、求人を探すと良いでしょう。
仕事内容  : 一般用医薬品(医師からの処方箋無しで購入できる医薬品)に関する薬の情報提供や服薬指導、購入者からの質問・相談の応答を行います。

資格概要

受験資格

2015年4月1日より改定され、受験資格はなしに変更され、どなたでも受験可能になりました。

※参考までに旧受験資格は下記の通りでした。

1.旧大学令に基づく大学及び旧専門学校令に基づく専門学校において薬学に関する専門の課程を修了した者。
2.平成18年3月31日以前に学校教育法 に基づく大学(短期大学を除く。)に入学し、当該大学において薬学の正規の課程を修めて卒業した者。
3.平成18年4月1日以降に学校教育法 に基づく大学に入学し、当該大学において薬学の正規の課程(同法第87条第2項 に規定するものに限る。)を修めて卒業した者。
4.旧制中学若しくは高校又はこれと同等以上の学校を卒業した者であって、1年以上薬局又は店舗販売業若しくは配置販売業において薬剤師又は登録販売者の管理及び指導の下に実務に従事した者。
5.4年以上薬局又は店舗販売業若しくは配置販売業において薬剤師又は登録販売者の管理及び指導の下に実務に従事した者。
6.上記1~5に掲げる者と同等以上の知識経験を有すると都道府県知事が認めた者。

●実務経験について
受験資格として求められる実務経験の期間は、以下の業務を1ヶ月に80時間以上行っていた連続した期間となります。以下に示される業務内容のうち、1つでも該当しないものがある場合には、受験資格としての実務経験とは認められなません。

・主に一般用医薬品の販売等の直接の業務を行っていた。
・一般用医薬品の販売時の情報提供を補助する業務又はその内容を知ることができる業務を行っていた。
・一般用医薬品に関する相談があった場合の対応を補助する業務又はその内容を知ることができる業務を行っていた。
・一般用医薬品の販売制度の内容等の説明の方法を知ることができる業務を行っていた。
・一般用医薬品の管理や貯蔵に関する業務を行っていた。
・一般用医薬品の陳列や広告に関する業務を行っていた。

※1ヶ月に80時間以上の連続した期間とは、平均したものではなく実際に毎月の勤務時間が80時間以上あること。また、連続した期間となる為、複数の勤務先での合算は基本的には不可となります。ただし、やむお得ない場合は除きます。もちろんですが、勤務先(店舗開設者)との雇用関係(社員・契約社員・パート・アルバイト)があることが条件になり、派遣社員など、外部の企業との契約がある場合は実務経験となりません。

試験内容

真偽式や多肢選択式等の方法など正誤が客観的に判別できる方法により行われます。

1.医薬品に共通する特性と基本的な知識
・医薬品概論
・医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因
・適切な医薬品選択と受診勧奨
・薬害の歴史

2.人体の働きと医薬品
・人体の構造と働き
・薬の働く仕組み
・症状からみた主な副作用

3.主な医薬品とその作用
・精神神経に作用する薬
・呼吸器官に作用する薬
・胃腸に作用する薬
・心臓などの器官や血液に作用する薬
・排泄に関わる部位に作用する薬
・婦人薬
・アレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む)
・鼻に用いる薬
・眼科用薬
・皮膚に用いる薬
・歯や口中に用いる薬
・禁煙補助剤
・滋養強壮保健薬
・漢方処方製剤、生薬製剤
・公衆衛生用薬
・一般用検査薬

4.薬事関係法規・制度
・薬事法の目的
・医薬品の分類、取扱い等
・医薬品の販売業の許可
・医薬品販売に関する法令遵守

5.医薬品の適正使用・安全対策
・医薬品の適正使用情報
・医薬品の安全対策
・医薬品の副作用等による健康被害の救済
・一般用医薬品に関する主な安全対策
・医薬品の適正使用のための啓発活動

合格基準

総出題数に対して7割程度の正解かつ、各試験項目ごとに、都道府県知事が定める一定割合(おおよそ33%程)以上の正答のときに合格となります。

願書申込み受付期間

各都道府県にて異なりますので、実施先にてご確認ください。

試験日程

各都道府県にて異なりますので、実施先にてご確認ください。
最低でも年1回以上、行われます。

受験地

全国各地。

受験料

都道府県によって異なります。
13,000円~18,100円

合格発表日

各都道府県にて異なりますので、実施先にてご確認ください。

受験に関する問い合わせ

厚生労働省

公益社団法人 全日本医薬品登録販売者協会

■ 各都道府県実施先
※リンク切れなどの場合は下記外部リンク先(各県庁)にて「登録販売者」でサイト内検索を行うか、トップページなどから探してみて下さい。

●北海道
北海道保健福祉部地域医療推進局医務薬務課
011-231-4111(内線25-331)
●青森
青森県健康福祉部医療薬務課薬務指導グループ
017-734-9289
●岩手
岩手県保健福祉部健康国保課薬務担当019-629-5467
●宮城
宮城県保健福祉部薬務課
022-211-2653
●秋田
秋田県健康福祉部医務薬事課
018-860-1407
●山形
山形県健康福祉部健康福祉企画課薬務・感染症対策室(県庁3階)
023-630-2332
●福島
福島県保健福祉部薬務課
024-521-7233
●茨城
茨城県保健福祉部薬務課 登録販売者試験担当
029-301-3393
●栃木
栃木県保健福祉部薬務課
028-623-3120
●群馬
群馬県健康福祉部薬務課
027-226-2663
●埼玉
埼玉県保健医療部保健医療政策課
048-830-3523
●千葉
千葉県健康福祉部薬務課企画指導班
043-223-2614
●東京
東京都福祉保健局健康安全部薬務課 登録販売者試験担当
03-5320-4522
●神奈川
神奈川県保健福祉局生活衛生部薬務課
045-210-4967
●新潟
新潟県福祉保健部医務薬事課薬務係
025-280-5187
●富山
富山県厚生部くすり政策課 企画・薬事係
076-444-3234
●石川
石川県健康福祉部薬事衛生課
076-225-1442
●福井
福井県健康福祉部医薬食品・衛生課 薬務グループ
0776-20-0347
●山梨
山梨県福祉保健部衛生薬務課薬務担当
055-223-1491
●長野
長野県健康福祉部薬事管理課
026-235-7157
●岐阜
岐阜県健康福祉部薬務水道課
058-272-8285
●静岡
静岡県健康福祉部生活衛生局薬事課
054-221-2411
●愛知
愛知県健康福祉部健康担当局医薬安全課薬事グループ
052-954-6303
●三重
三重県健康福祉部薬務感染症対策課
059-224-2330
●滋賀
滋賀県健康医療福祉部薬務感染症対策課管理・薬事担当
077-528-3634
●京都
京都府健康福祉部薬務課 指導・啓発担当
075-414-4786
●大阪
大阪府健康医療部薬務課 登録販売者試験担当
06-6944-6360
●兵庫
兵庫県健康福祉部健康局薬務課薬事調整係
078-362-3268
●奈良
奈良県医療政策部薬務課薬事・献血係
0742-27-8670
●和歌山
和歌山県福祉保健部健康局薬務課
073-441-2661
●鳥取
鳥取県福祉保健部健康医療局医療指導課
0857-26-7203
●島根
島根県健康福祉部薬事衛生課
0852-22-5259
●岡山
岡山県保健福祉部医薬安全課
086-226-7340
●広島
広島県健康福祉局薬務課
082-513-3222
●山口
山口県健康福祉部薬務課
083-933-3020
●徳島
徳島県保健福祉部薬務課
088-621-2231
●香川
香川県健康福祉部薬務感染症対策課 薬事指導グループ
087-832-3307
●愛媛
愛媛県保健福祉部健康衛生局薬務衛生課薬事係
089-912-2391
●高知
高知県健康福祉部医事薬務課
088-823-9682
●福岡
福岡県保健医療介護部薬務課
092-651-1111
●佐賀
佐賀県健康福祉本部薬務課薬事・血液担当
0952-25-7082
●長崎
長崎県福祉保健部薬務行政室
095-895-2469
●熊本
熊本県健康福祉部薬務衛生課薬事班
096-333-2242
●大分
大分県福祉保健部薬務室
097-506-2650
●宮崎
宮崎県福祉保健部医療薬務課薬務担当
0985-26-7060
●鹿児島
鹿児島県保健福祉部薬務課
099-286-2806
●沖縄
沖縄県福祉保健部薬務疾病対策課
098-866-2215

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