社会保険労務士 【国家資格】
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社会保険労務士とは
社会保険労務士とは、労働関連法令や社会保障法令に基づいた書類等の作成代行等を行ったり、企業を経営して行く上での労務管理や社会保険に関する相談や指導等を行う人のことです。
難易度 : ★★★★☆ 近年合格率は、5.4%程です。通年おおむね7%前後での推移。
就職 : 社会保険労務士事務所、労働基準監督署、ハローワーク、年金事務所、街角の年金相談センターなどの他、一般企業でも需要は高く重宝されます。独立も可。
仕事内容 : 企業では社会保険・雇用保険・労働保険などの加入や申請などの手続きを行ったり、労働者の賃金・退職金・企業年金制度の構築など、また、経営の効率化の為に、人事・労務管理全般に関する指摘や助言を行います。個人に対しては、年金の相談や給付代行、労働や医療保険・介護保険の相談に乗ったりします。
年収 : 社会保険労務士の平均年収は530.0万円(賞与込)です。
資格概要
受験資格
■1.学歴
1.学校教育法(昭和22年法律第26号)による大学、短期大学若しくは高等専門学校(5年制)を卒業した者(専攻の学部学科は問わない)
2.上記の大学(短期大学を除く)において学土の学位を得るのに必要な一般教養科目の学習を終わった者 上記の大学(短期大学を除く)において62単位以上を修得した者(卒業認定単位以外の単位を除く(卒業認定単位は大学へご照会ください)。)
3.旧高等学校令(大正7年勅令第389号)による高等学校高等科、旧大学令(大正7 年勅令第388号)による大学予科又は旧専門学校令(明治36年勅令第61号)による専門学校を卒業し、又は修了した者
4.前記1.又は3.に掲げる学校等以外で、厚生労働大臣が認めた学校等を卒業し又は所定の課程を修了した者 (厚生労働大臣が認めた学校等はこちら )
5.修業年限が2年以上で、かつ、課程の修了に必要な総授業時間数が、1,700 時間以上の専修学校の専門課程を修了した者
■2.実務経験
1.労働社会保険諸法令の規定に基づいて設立された法人の役員(非常勤の者を除く。)又は従業者として同法令の実施事務に従事した期間が通算して3年以上になる者
2.国又は地方公共団体の公務員として行政事務に従事した期間及び特定独立行政法人、特定地方独立行政法人又は日本郵政公社の役員又は職員として行政事務に相当する事務に従事した期間が通算して3年以上になる者
(注)日本郵政公社の役員又は職員として従事した期間と民営化後(平成19年10月 1日以降)の従事期間の通算はできません。 全国健康保険協会、日本年金機構の役員(非常勤の者を除く。) 又は従業者として社会保険諸法令の実施事務に従事した期間が通算して3年以上になる者 (社会保険庁の職員として行政事務に従事した期聞を含む。)。
3. 社会保険労務士若しくは社会保険労務士法人又は弁護士若しくは弁護士法人の業務の補助の事務に従事した期間が通算して3年以上になる者
4.労働組合の役員として労働組合の業務に専ら従事(いわゆる「専従」という。)した期間が通算して3年以上になる者又は会社その他の法人(法人でない社団又は財団を含み、労働組合を除く。以下「法人等」という。)の役員として労務を担当した期間が通算して3年以上になる者
5.労働組合の職員又は法人等若しくは事業を営む個人の従業者として労働社会保険諸法令に関する事務(ただし、このうち特別な判断を要しない単純な事務は除く。)に従事した期間が通算して3年以上になる者
■3.厚生労働大臣が認めた国家試験合格
1.社会保険労務士試験以外の国家試験のうち厚生労働大臣が認めた国家試験に合格した者
(厚生労働大臣が認めた国家試験はこちら )
2.司法試験予備試験、旧法の規程による司法試験の第一次試験、旧司法試験の第一次試験又は高等試験予備試験に合格した者
3.行政書士となる資格を有する者
試験内容
●学科(択一式/選択式)
①労働基準法・労働安全衛生法
10問(10点)/1問(5点)
②労働者災害補償保険法(労働保険の保険料の徴収に関する法律含む)
10問(10点)/1問(5点)
③雇用保険法(労働保険料徴収等に関する法律含む)
10問(10点)/1問(5点)
④労務管理その他の労働に関する一般常識
(④⑤合わせて)10問(10点)/各1問(5点)
⑤社会保険に関する一般常識
(④⑤合わせて)10問(10点)/1問(5点)
⑥健康保険法
10問(10点)/1問(5点)
⑦厚生年金保険法
10問(10点)/1問(5点)
⑧国民年金法
10問(10点)/1問(5点)
合計 択一式70問(70点)選択式8問(40点)
合格基準
合格基準点は、選択式試験及び択一式試験のそれぞれの総得点と、それぞれの科目ごとに定めます。各成績のいずれかが合格基準点に達しない場合は不合格となります。(合格基準点は、合格発表日に公表されます。)
近年おおむね、
選択式試験は、総得点21~26点以上かつ各科目3点以上である者。
(ただし、社会保険に関する一般常識は1点以上、労働者災害補償保険法及び雇用保険法、健康保険法は2点以上)
択一式試験は、総得点46~48点以上かつ各科目4点以上である者。
科目の免除
実務経験等により受験申込と同時に申請することで、試験科目の一部免除を受けることができます。
試験科目の一部免除資格者一覧
願書申込み受付期間
4月中旬~5月31日まで。
試験日程
8月下旬頃。
受験地
北海道、宮城、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、石川、静岡、愛知、京都、大阪、
兵庫、岡山、広島、香川、福岡、熊本、沖縄
受験料
9,000円(払込手数料130円)
合格発表日
11月上旬頃
受験に関する問い合わせ
全国社会保険労務士会連合会社会保険労務士試験センター 03-6225-4880
社会保険労務士オフィシャルサイト
関連書籍
社会保険労務士の関連資格
司法書士
中小企業診断士
産業カウンセラー
関連用語
●社会保険労務士の略語
社労士