運行管理者 【国家資格】
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運行管理者とは
運行管理者とは、トラック、バス、タクシーなどの営業用自動車の運行の安全確保のためにも設けられた国家資格であり、国土交通大臣指定試験機関の行う運行管理者試験に合格した者などの中から、安全輸送の責任者として自動車運送事業者の選任を受けた者のことです。「運管」と略されることもあります。事業用自動車を一定の数以上の有している営業所ごとに、一定の人数以上の運行管理者をおくことが義務付けられています。
難易度 : ★★☆☆☆ 近年合格率は19.3%程です。バス会社の事故ニュースの影響からか、合格率は年々減少気味のようです。
就職先 : トラック、バス、タクシーなどの運送会社が主です。運行管理者は、複数の営業所の運行管理者を兼務することはできないことから、需要は高いと思われます。また、平成25年5月1日から事業用自動車が5両未満の事業者(一部除く)でも、1人の運行管理者を選任することに変更されたため、需要は増えています。
仕事内容 : 事業用自動車の運転者の乗務割の作成、交代要員の配置、休憩・睡眠施設の保守管理、過積載の防止、積載の指導、運転者の指導監督、点呼による運転者の疲労・健康状態等の把握や安全運行の指示など。
資格概要
受験資格
下記のいづれかに該当する必要があります。
1.実務経験1年以上
試験日の前日において、自動車運送事業(貨物軽自動車運送事業を除く。)の用に供する事業用自動車又は特定第二種貨物利用運送事業者の事業用自動車(緑色のナンバーの車)の運行の管理に関し、1年以上の実務の経験を有する方。
2.基礎講習修了・終了見込
国土交通大臣が認定する講習実施機関において基礎講習を修了、または修了予定の方。
※1年以上の実務経験に変わる講習です。
3.再受験者
直近2回の試験で受験資格を得て、再び今回受験される方。
4.既資格者
既に他の種類の「運行管理者資格者証」の交付を受けている方。
試験内容
●貨物 (30題)
1.貨物自動車運送事業法関係(8)
2.道路運送車両法関係(4)
3.道路交通法関係(5)
4.労働基準法関係(6)
5.その他運行管理者の業務に関し、必要な実務上の知識及び能力(7)
●旅客
1.道路運送法関係(8)
2.道路運送車両法関係(4)
3.道路交通法関係(5)
4.労働基準法関係(6)
5.その他運行管理者の業務に関し、必要な実務上の知識及び能力(7)
□合格基準
原則として、総得点が満点の60%以上であること。
出題分野ごとに正解が1問以上であること。(5.の「実務上の知識及び能力」の分野のみ2問以上の正解)
願書申込み受付期間
1. 11月下旬~12月中旬頃まで
2. 5月下旬~6月中旬頃まで(年2回)
試験日程
1. 3月第1日曜日
2. 8月第4日曜日(年2回)
受験地
全国主要都市
受験料
●受験手数料 ― 6,000円
●インターネットから申請される方は
インターネット申請(システム利用料) ― 648円
●採点結果通知手数料 ― 216円(希望者のみ)
合格発表日
試験から一か月以内です。
受験に関する問い合わせ
公益財団法人 運行管理者試験センター 試験事務センター 04-7170-7077
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●運行管理者 基礎講習
運行管理を行うために必要な法令及び業務等に関する必要な基礎知識の習得を目的とされる方の為の講習で、運行管理者の資格を取得したいけど、実務経験が1年未満の方がこの講習を受けると運行管理者の受験資格を獲得できます。国土交通大臣が認定する講習実施機関において実施されます。また、基礎講習を修了した方については、運行管理者の補助者に選任することができます。
講習時間 ― 16時間(3日)
手数料 ― 8,700円