秘書検定 【公的資格】

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秘書検定とは

秘書の実務を行うにあったって、必要とされる資質・職務知識・一般知識・マナー・技能を測る検定で、公益財団法人 実務技能検定協会が認定する公的資格です。2006年までは文部科学省が認定していましたが、認定制度が廃止となり現在は文部科学省後援となっています。

目次

難易度
就職
仕事内容
年収

資格概要
受験資格
試験内容
合格基準
科目の免除など
願書申込み受付期間
試験日程
受験地
受験料
合格発表日
受験に関する問い合わせ

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難易度

■1級
★★★☆☆
近年の合格率は30.4%です。

■準1級
★★★☆☆
近年の合格率は32.3%です。

■2級
★★☆☆☆
近年の合格率は64.5%です。

■3級
★☆☆☆☆
近年の合格率は68.6%です。

2級3級は基本的な事項が多いので比較的簡単な部類に入ります。

準1級は知識的には基本的な事項が多いのですが、後に控える面接試験が難しいです。仕事で使うような動作や作法、言葉遣いなど、面接官の目の前で行うので緊張感が高まります。しかし就職に役立てるのであれば準1級は無いとあまり意味がないので、まずは準1級の取得を目指しましょう。

1級になると筆記試験も記述式になり、面接試験も準1級よりもさらに細かい点まで見られていて難しくなります。秘書の実務経験が無い方はちょっと難しいかもしれませんね。就職後等に改めて1級を取る方が無難でしょう。

就職

就職に有利なのは準1級取得からになります。準1級・1級を取得していればどんな企業でも需要はあります。秘書の他にも事務職などでも優遇されるでしょう。

仕事内容

上司のスケジュール管理、資料作成、情報の収集や管理、ファイリング、会議や会合の準備、出張準備手配、経理事務、お茶入れやお使いなどといった雑務など多岐に渡ります。

年収

一般企業だと250~600万円程です。初任給はサラリーマンの平均程ですが、キャリアを積んで社長秘書にまでなれば、その分年収は高くなります。また、派遣などでも時給1,200~2,200円など高額な時給な事も多いです。

別の資格のお話になりますが、国会議員政策担当秘書という国家資格もあり、議員の公設秘書(1人の議員につき3人まで)になると約1,000万といった高額な給与が得られたりします。また、議員が3人の公設秘書では足りないと感じれば、自腹で私設の秘書を雇う事もありますが、こちらの場合は一般企業の秘書と収入面では変わりません。

資格概要

受験資格

制限はありません。

試験内容

■1級
●1次試験
倫理
1.必要とされる資質
2.職務知識
3.一般知識
実技
4.マナー・接遇
5.技能
●2次試験(面接試験)
報告・対応に関するロールプレイング(2人づつ15分程度)

■準1級
●1次試験
倫理
1.必要とされる資質
2.職務知識
3.一般知識
実技
4.マナー・接遇
5.技能
●2次試験(面接試験)
あいさつ・報告・対応に関するロールプレイング

■2級
倫理
1.必要とされる資質
2.職務知識
3.一般知識
実技
4.マナー・接遇
5.技能

■3級
倫理
1.必要とされる資質
2.職務知識
3.一般知識
実技
4.マナー・接遇
5.技能

合格基準

■すべての級
理論60%以上、実技60%以上の得点で合格となります。

科目の免除など

■1級・準1級
筆記試験のみ合格した者は、その後、連続する2回の筆記試験が免除されます。(面接試験欠席者は適用されません。)

願書申込み受付期間

・4月中旬~5月下旬頃まで(準1級、1級試験は無し)
・9月上旬~10月上旬頃まで
・12月上旬~1月中旬頃まで

試験日程

・2月上旬頃(準1級、1級試験は無し)
・6月下旬頃
・11月上旬頃

受験地

全国各地。

受験料

■1級 ― 6,100円
■準1級 ― 4,900円
■準1級+2級 ― 8,700円
■2級 ― 3,800円
■3級 ― 2,600円
■2級+3級 ― 6,400円

合格発表日

・3月下旬頃(準1級、1級試験は無し)
・7月下旬頃
・12月下旬頃

受験に関する問い合わせ

公益財団法人 実務技能検定協会秘書検定部 03-3200-6675

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